20220602 今日の本 図書館より

(1)『外交敗戦』※別投稿
(2)『ヤン・フスの宗教改革』p57 マルクス主義は神を否定しましたが、(略)マルクス主義にとっての神は、〈階級のない共同社会〉です。※再エネでAI働き人遊ぶ。p58 このようにマルクス主義を整理したのが、マルクス主義者であったドイツ人のエルンスト・ブロッホ。希望を、未だ意識されていないユートピアとして捉えた。※p115まで読み進めた感想だが、「神の死んだ現代、プロテスタント信者はどう生きるべきか」を提案するために「チェコの歩み」「神学者フロマートカ」を教材とするようだ。ちゃんとまとめたいが気力がない。残念だ。p117 民主主義の限界。民主主義は民族を越えられなかった。チェコスロバキア内のズデーテン地方はドイツのヒトラーに割譲された。民主主義は国家を越えられるのか。アメリカのトランプやトルコのエルドアン(権威主義的、イスラム主義的)の登場、ドイツのメルケル政権下で極右「ドイツのための選択肢」が勢力増大。p121 地政学。ナチスドイツ公認イデオロギー(イデオロギー…人間の行動を左右する根本的な物の考え方の体系。観念形態。「―は社会的立場を反映する」。俗に、政治思想。社会思想。)p123 欧米はキリスト教共同体「コルプス・クリスティアヌム」の伝統。ラテン語でキリストの体。三つの原理。(一)ヘブライズム。ユダヤ・キリスト教の伝統。一神教。(二)ヘレニズム。ギリシャ古典哲学の伝統。(三)ラティニズム。ローマ法の伝統。近代の世俗化とともに、欧米人の深層心理にはコルプス・クリスティアヌムだけが人間文明だと刷り込みがなされた。日本には(三)しかない。だから日本人は国際社会では、法的なコミュニケーション、ラティニズムの世界を通じたやり方を取るしかない。p127 東ドイツの牧師ギュンター・ヤコプは、キリスト教と国家が一体化した時代を「コンスタンティヌス帝の時代」、このシステムの終わりを「コンスタンティヌス帝以後の時代」とした。カール・バルトやフロマートカはこれを重視、この時代が終わりつつあり、世俗化が進んでいるがどうすべきか。西側の信仰は空洞化している。東側は社会主義の無神論だから宗教は周縁に追い込まれる。p128 フロマートカは「コンスタンティヌス帝以後の時代」を深め、〈無神論者にとっての福音〉という概念を構築。※無神論者に福音って矛盾では。 p131 宗教改革によって民族意識が生まれ、ネイション=ステート(国民国家)が生まれ、近代が生まれた。では民族や国民国家にどう応対すればよいか。近代以降の課題。p133 マルクス・レーニン主義国家は科学的無神論を掲げたので宗教から分離された。しかし人民はまだ進歩しきれずに迷信を信じているから、その迷信を信じる権利を認めるという形で、宗教を認めた。この共産主義的価値観とキリスト教の価値観が相容れることはない。※無神論者の福音はその相容れないことではないのか? 神学者エミール・ブルンナーが共産主義を叩き潰すべきだと言ったのに対し、カール・バルトは、キリスト教徒にとって共産主義は魅力がないから、このイデオロギーに引き寄せられるという誘惑は原理的に存在しないと言った。 p134 共産主義は、世俗的出世のためにキリスト教徒を接近させるかもしれない。一方、ナチズムは、その中に神の意志を見出し精緻な神学をつくろうという誘惑をもつ。その誘惑を、共産主義はもたない。ナチズムは反カトリックであり、だからこそプロテスタント教会にとって魅力をもった。【第四章 フス宗教改革の遺産】p153 資本主義システムの下、大金を儲ける方法は一つだけ。他人の労働を搾取すること。マルクスの資本論の論理では、労働力が商品化されている社会では他人の労働を合法的に搾取することが金持ちになる方法。ZOZOの前澤友作氏がツイッターで100万円を100人にプレゼントすると言って話題になったが、他人の労働の搾取の産物が1億円になってばらまかれているわけで、称賛するような話ではない。「神と富とに仕えることはできない」(マタイ6-24)p156 今の日本では、食べられない絶対的貧困はすくない。が、教育が十分受けられない、旅行の余裕がないなど平均所得の半分以下(※年収二百万以下か)の相対的貧困をどうすべきか。現在の主流派の経済学(近代経済学)は、貨幣や商品は社会にとって自明と考えるので、資本主義の仕組みを冷静に理解することはできない。人が人を搾取している構造に埋め込まれたまま考えるから、対象として捉えることができない。一昔前までは、日本の大学では、マルクス経済学と近代経済学の両方が教えられていたが、いまは数学的モデルで構築する近代経済学が主流派。しかしフィクションの上で成り立つ経済政策、金融工学では資本システムを整理できないことが、年を追うごとに明らかになってきている。p177 近代以前は自我はなくて、共同体の中に個が埋もれていた。近代、自我が芽生え、共同体よりも個を優先。人間は複数の共同体に所属しており、それぞれの中で自分の人格なのか、アイデンティティを考え始める。p178 何か、自分の手の届かない価値、理想を持つと、自分を相対化できる。※相対化とは、この場合、偽りの自信や幻を脱構築すること。ある人への永遠の愛とか、か。


(3)『公明党』※佐藤優氏の提言。目次だけ見ていると誤解する。佐藤優氏は自らの信念で言うべきことを言い、山口那津男氏は立場に相応しい発言。読めば公明党を見直したくなる。 p90 山口|(核には)公明党は絶対に賛成しません。徹底して戦います。(※価値観の政党) p107 佐藤|「敵基地攻撃能力」という発想はあまりにも時代遅れ。公明党が一蹴して、日本は中道主義、現実主義の外交・安全保障へと立ち返るべき。p107 佐藤|2020.12.18、自衛隊の装備に国産のスタンド・オフ・ミサイル開発決定。 山口|スタンド・オフは「相手の射程圏外から発射できる」という軍事用語。先ほどの、「イージスアショア(地上型ミサイル防衛システム)」配備断念。代わりの防衛力として、新型イージス艦2隻建造(※国産?)併せて国産スタンド・オフ・ミサイル開発する。p108 佐藤|イージスアショアの議論に合わせて、自民党の一部議員は「敵基地攻撃能力」という言葉を使用。しかし、日本の外交には「仮想的をもたない」という大前提があります。なのに「敵」という言葉を使うことがそもそもおかしい。「攻撃」という言葉も近隣諸国に無用な誤解を招く。北朝鮮の弾道ミサイルが脅威を高めている中、静かな形でスタンド・オフ・ミサイルが閣議決定に盛り込まれた。イージスアショアからスタンド・オフ・ミサイル国産開発への大転換。平和主義の公明党らしいです。 p109 佐藤|日本の防衛予算はガラス張りで、イージスアショアの予算がいくらか誰でもわかります。その金額をイージスアショアの高すぎる弾の金額(70~80億円)で割れば、日本が持っている弾の数がばれる。北朝鮮がその数より2発多くミサイルを持っていれば、イージスアショアの抑止力はゼロになる。p110 佐藤|知恵をひねり出せる政治家は、今私の目の前にいる山口代表しか思いつきません。※佐藤優氏、ずいぶん山口那津男氏を褒めている。 スタンド・オフ・ミサイル p135 山口|2012.8の国会で「社会保障と税の一体改革」を成立させると、2012.12の衆議院の解散総選挙で自民・公明は政権奪取。(略)政党合意したなら引き継ぐべき。情け無いのは旧・民主党。与党次代の三党合意を野党になったら消費増税に反対。 p252 佐藤|提言があります。「公明党系ユーチューバー」を育成して、ここぞというときには動画で公明党の政策を説明していただくのはどうでしょう。


(4)『対決!日本史 戦国から鎖国篇』※別投稿
(5)『佐藤優の挑戦状』※公務員上級試験を教材に。
(6)『公安調査庁』※別投稿


(7)『ウイルスと内向の時代』2020.6.30発行 p6 安倍首相側近の今井尚哉首相補佐官や北村滋国家安全保障局長 p8 2020.5白人警官による米ミネソタ州の黒人暴行死事件による全米抗議デモ。(略)大統領が地下壕に避難するという事態は尋常でない。米で、人種、貧富差による分断が暴力的衝突に発展。p10 2020.6.1トランプ演説「(場合によっては)米軍を派遣する」 米が内政にエネルギーのほとんどを使えば国際秩序の変動が起きる。ゆえに国際問題にもっと関心を向けるべき。【1章 強権発動できる国家(※独裁国家)が生き残る】p62 将来的な危機(※感染症)に備えて、国家は、その生き残り本能から、AIなどを駆使して、国民に対する監視を強める。時代は暗い方向に進んでいる。【2章 世界はどこで間違えたか】【3章 日本の有事対応】p132 安倍首相の官邸を支える今井尚哉首相補佐官や北村滋国家安全保障局長などは、自己抑制の利いたタイプの官僚だ。権力にぶら下がることはないだろう。※こういう評価が出来るところが強い。 p135 効率優先の「小さな政府」ではない、福祉国家型の「大きな政府」となって、危機状況を乗り切るという政治判断を筆者は指示する。※翼賛。同調圧力。※安倍首相いわくコロナ禍は第三次世界大戦、有事の政治。※沖縄人という言葉遣い。※国は自粛、沖縄は条例として独立性をアピールしてもよかったのではないか、という視点。いずれも興味深い。 【4章 名著から読み解く「人類とウイルス」】p158 (※コロナ禍の)ような状況に備え、国家は生き残りの本能から、AI 技術を駆使して、国民の監視を強めていく。リベラル派の「国家は個人に干渉するな」という伝統的な異議申し立ては、国民の共感を得られない。※公共の福祉に反しない限り、ってやつか。※p160より。ゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)の悲劇を繰り返さないために、イスラエルは、他国でも行われている罰則付きの外出制限にくわえて、議会を通さず感染者のスマホハッキングによる行動把握。※p162より。コロナ禍の経験により国家機能が今後強まれば、「一部エリートが不死の肉体を手に入れて神になる」というハラリ氏の予想はどうなるか。政治が経済エリートの台頭を制限するのか。あるいは政治と経済のエリートが結託して神になるのか。p163 ハラリ氏朝日新聞インタビュー「良い変化は、世界の人々は専門家の声に耳を傾け始めたこと。悪い変化は、心の中の悪魔。憎しみ、強欲、無知。感染をめぐって外国人や少数者を非難。金儲けを狙う。無知によって陰謀論を信じる。それは防げる。強欲な金儲けではなく、寛大に人を助ける。陰謀論ではなく、科学や責任あるメディアを信頼する。」(2020.4.15朝日新聞デジタル)p164 コロナ禍後の個人レベルの変化は「本当の幸せとは何か」「人生の意味は何なのか」「人間の生死はどのように決まるのか(※?)」※生きる意味はできるだけ楽しく過ごすこと。強く優しい心がホントの楽しさを生む。生活できる金は必要。…あたしゃこんなとこだな。 p178 『ペスト』では、紙切れ一枚で都市封鎖。支配・被支配の具体例。外交・安保とちがい(オーストリアの哲学者イバン・イリッチいわく)健康は権力の浸透を招きやすい。近代は戦争・病死など死は日常茶飯事だったが、現代は医療技術と平和のために死への文化的・社会的免疫が落ちている。(2020.4.5朝日新聞デジタル 金沢大学の仲正昌樹教授インタビュー)


(8)『国家の罠』※別投稿
(9)『十五の夏 上』※佐藤優氏が高校一年生の夏休みに東欧一人旅。塾の数学の教師がオモシロい人だったようだ。出会い。
(10)『十五の夏 下』
(11)『インテレクチュアルズ』※とにかくルソーがひどい。その人自身と、その人の言葉とは別物だという証拠。
(12)『激動日本左翼史1960-72』※別投稿
(13)『平成史』2018.4.30発行 ※1960生まれの佐藤優と1963生まれの片山杜秀の対談。

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