20211003 今日の本 図書館より

営繕かるかや怪異譚 小野不由美 2014.12.5発行 気楽に読めて良し。

営繕かるかや怪異譚 その弐 小野不由美 2019.7.31 気楽に読めて良し。

上記の本は贔屓の居酒屋の常連さんに薦められて拝読。

1バチカン奇跡調査官 〔11〕藤木稟 短編集。
2バチカン奇跡調査官 〔10〕藤木稟 2015.3.25発行 ※島原の乱に言及あり。舞台は日本か。p145 一六三七年、島原の乱。日本の学校教育では、政府軍とキリシタン軍の宗教戦争と教えるが、バチカンの見解は異なる。カトリック世界では天草四郎はキリスト教徒とも聖人とも認められていない。宗教戦争ではなく農民一揆だと。最大の理由は、天草四郎が正式な神父による洗礼を受けていないから。※どちらでもよい。何かしらの共通の絆で結ばれた人々が政権に抵抗した。p149  モノクル(英: monocle)。片眼鏡(かためがね)。片目での使用を前提とした単一レンズの眼鏡。p278 イエズス会が世界布教に乗り出したのはプロテスタントの台頭に対抗するため。しかし、もっと有り体にいえば、バチカンの財政赤字が原因。十六世紀初頭、イベリア半島を中心に異端審問が激しくなったのも、不満分子を弾圧して財産を没収する目的があった。※ユダヤ人追放。 メディチ家出身で贅沢好きなレオ十世(1475-1521)が金集めのために免罪符を乱発したせいで、ルター(1483-1546)がバチカンに対して公開疑問状を出し、プロテスタントが勃興することになった。そしてローマ法王を守る盾として台頭したのがイエズス会だ。カトリック教会の堕落とローマの荒廃を立て直すといえば聞こえはいいが、要するに信徒が年々減少し、教会の運営も難しくなった時、東洋という別天地を求めて、ポルトガルというカトリック大国が大航海時代の幕を開けたんだ。※これは嘘。大航海時代の幕を開けたエンリケ航海王子(1397-1460)は十五世紀なので宗教改革の前世紀の人。p278 ポルトガルに巨額の投資をしたのは、海上ルートをオスマントルコに奪われたジェノバとベネチアの富裕層だったが、彼らは自らの行為を『第二の十字軍』とした。またコロンブスの船団は『第二のテンプル騎士団』と誇示するために白地に赤十字というテンプル騎士団の旗を掲げていた。要するに『これから東方遠征を行って財産を膨らませますよ』という意思表示。※資本主義の精神が誕生。p279 イエズス会の宣教師たちは、東洋への布教活動の先鋒となった。彼らが東洋から持ち帰った金銀財宝によって、サンピエトロ大聖堂のドームや礼拝堂、印刷局や図書館などが設立された。※現在のサンピエトロ大聖堂(聖ペテロ)は2代目で、1626に完成。p280 コロンブスが大西洋を西に向かったのは、東南アジアの香辛料とジパングの黄金が欲しかったから。(略)そんな時、石見銀山などで採れる世界最高品質の銀を、異様な安値(中国や西欧に比べて、三分の一から四分の一)で提供。ポルトガルはほとんど中国の絹や磁器を日本に売り、日本はそれを高価なものと見做して、大量の銀と交換した。p281 そんな日本だから、一五八五年の天正少年使節団はバチカンから歓待された。(略)四度の鎖国令が発令され、直後の一六三七年に島原の乱。キリスト教は危険だということでポルトガル人追放。プロテスタント国オランダは『布教なし』と約束して、出島でのみ交易。p282 島原の乱では、幕府に対してオランダが武器弾薬を援助。島原の乱はその意味では宗教戦争。ポルトガルとオランダの、すなわちカトリックとプロテスタントの代理戦争。日本との交易で儲けていたカトリック国から、プロテスタント国オランダが日本という市場を奪った。※現代も同じ。市場争奪戦。p282 当時のスペイン(ポルトガル併合1580-1640)が広大な国土を維持するため、西欧で戦争ばかりしていた間、手薄になったポルトガル植民地をオランダは繰り返し狙っている。一六〇二年の蘭葡戦争は、ポルトガル植民地の香料及び砂糖貿易権を奪う目的。オランダは、アメリカ大陸、アフリカ、インド、極東にあるポルトガル領植民地を攻撃。一時は、ブラジル、アフリカのポルトガル植民地が、イングランドと同盟したオランダに奪われた。島原の乱は、プロテスタント国オランダに日本市場を奪われかけていたカトリック側が起こさせたのではないか。天草四郎というカリスマを立てることで、日本国内にカトリックの権益が守られるような傀儡政権をつくるために。同じような内乱は、いまも世界各地です起こっている。結局、宣教師たちが島原の乱の原因ではないか。

3バチカン奇跡調査官 〔9〕藤木稟 副題「月呑む氷狼」2014.9.25発行 p17 ニーベルングの指輪とは、簡単に言えば、この世の富と権力の象徴です。それを不当に独占する輩から、人々の手へ奪い返すのが私達の目的です。※同じだな。p32 北欧神話。ラグナロク(終末)。p38 ハティは、アウン城に棲む双子の魔獣の片割れで、月を呑む氷狼(ひょうろう)。p46 ラグナロクの時に現れる灰色狼フェンリルと、その双子の息子の狼。氷狼ハティは月を呑み、スコルは太陽を呑む。アウン城に棲み、城主アウン王は、ロキ神と契約し、ハティとスコルを城に匿う代わりに不死の命を得た。p132~134 指数関数と三角関数の関係(略)※現代物理学や数学の用語。知識好きにとってはおもしろい。科学と宗教の融合の味。『魔法科高校の劣等生』的な。

4異国の花 中島要
5白に染まる 中島要
6結び布 中島要 p39 宮様が住職を務める東叡山寛永寺は特別だ。三代将軍家光のとき、天海上人が「東の比叡山」の意味で造った。 ※この作者は他にも「20170315 うき世櫛 中島要」他を読了。今回の三冊「着物始末暦シリーズ」は読後感がよかったので再読。2018年2月完結。


7佃島用心棒日誌 〔2〕早見俊 ※文体が好みではない。平板で深みナシ。
8佃島用心棒日誌 〔1〕早見俊

9ゴーストハント 6 海からくるもの 小野不由美 2011.9.22発行 ※コミカル・ホラーか。主要人物は、心霊現象調査所の①渋谷一也(ナル。十七歳。高校には行っていない)と相方である②林興徐。そこでバイトする③谷山麻衣(ヒロイン。十七歳。苦学高校生)、④高橋優子。同業者である巫女の⑤松崎綾子、元高野山僧の⑥滝川法生。準レギュラーか、⑦笠井千秋(スランプ中の超能力少女。麻衣の先輩)、⑧ジョン・ブラウン(エクソシスト)、⑨原真砂子(霊媒)。 p30 『呉牛喘月(ごぎゅうぜんげつ)』暑い呉国に住む水牛が暑さを畏れるあまり、月を見ても太陽かと疑って喘ぐ。何かを甚だしく畏れること、それが度を越していて馬鹿馬鹿しい様子。p70 「祥月命日(しょうつきめいにち)」は、故人が亡くなった月日。 「月命日」は故人が亡くなった日のみを指す。亡くなった日が5月1日なら、祥月命日は毎年5月1日、月命日は5月1日を除く毎月1日。p93 関守石(せきもりいし茶庭の飛石の岐路に蕨縄(わらびなわ)または棕櫚縄(しゅろなわ)で十文字に結わえて据えた。 通り抜けを禁ずる意を示すもの。


10ゴーストハント 7 小野不由美

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