20191224『第三のチンパンジー』ジャレド・ダイアモンド

20191224『第三のチンパンジー』ジャレド・ダイアモンド
p254
集団殺戮(ジェノサイド)の理由
一、人種 白人オーストラリア人による黒い肌をもつれタスマニア人の殺害。
p249
一六四二年、ヨーロッパ人がタスマニア島を発見。五千人ほどの狩猟採集民。
一八〇〇年、イギリスのアザラシ猟の猟師とと入植者が到着。
一八七六年、最後の純粋なタスマニア人が死ぬ。
p251
一七八八年、イギリスの入植者がオーストラリアに到着。
一九二一年、三〇万人いたアボリジニは六万人に減っていた。
p254
二、国籍 ソ連兵がポーランド士官をカティンの森で大量虐殺。
三、民族アフリカのツチ族とフツ族が互いに殺戮。ブルンジとルワンダ国内でそれぞれ一九七〇年代と一九九〇年代に。
四、宗教 レバノンやほかの中東諸国でキリスト教徒とイスラム教徒が互いに殺し合い。
五、政治 一九七〇年代、カンボジアのクメール・ルージュ(共産党)は何十万という同胞を殺戮。
p256
一九一七年から一九五九年にかけ、ソ連(スターリン)は六六〇〇万人の自国民を殺した。

一五七二年、フランスのカトリック教徒がプロテスタントを大量虐殺(『第三のチンパンジー』ジャレド・ダイアモンド p257)

p259
チンパンジーが仲間を殺し、戦争をしかけるのはよく知られている。(略)
芸術、話し言葉、薬物乱用など、人間の特質のなかでも、ジェノサイドは、人間が動物の先祖から濃密に受け継いだのかもしれない。チンパンジーは計画を立てて相手の命を奪い、隣り合う集団を皆殺しにする。相手のなわばりを征服するために戦争をおこない、雌のチンパンジーを略奪している。人間の特質である集団生活が始まった理由がわかる。ほかの集団から身を守るためである。人間は捕食者であると同時に餌食なのだ。

p260
ジェノサイドの歴史
(略)
p261
どうやらジェノサイドは、現生人類と人類以前の何百万年にもおよぶヒト(※霊長類?)の遺産の一部のようだ。

p262
技術の進歩によって、心理的にもジェノサイドが起こりやすくなったと、コンラート・ローレンツは主張する。
ボタンを押すだけの現代兵器によって、ますます大量殺人を抵抗なく受け入れられるようになった。
私(ジャレド・ダイアモンド)には半信半疑だ。現代とまったく同じように過去においてもジェノサイドはたびたび起こっていたと思える。(被害者数は少ないが)

p298
◇第5部 ひと晩でふりだしに戻る進歩
p300
人類は突然、自分自身を吹き飛ばすのか。
産業革命の直後

後日

p301
第二次世界大戦
オーストラリアのヘビがグアムへ
人間は「切り替え型捕食者」
p302
一五〇〇年前、ポリネシア人がハワイに。ハワイの鳥類の多くは死に絶えた。
一九四四年、ベーリング海のセント・マシュー島に二九頭のトナカイが連れてこられた。食べるのは成長が遅い地衣類。最後にはトナカイ全滅。
p303
人間もこのトナカイのように、自然破壊によって自己破壊する危険を冒している。

後日

第14章 黄金時代の幻想
p306
かつて未開人は自然保護政策の実践をしていた。この時代を「黄金時代」とみなされる。しかし、産業化以前の社会でも、何千年まも、種は絶滅させられ、環境は破壊されていたのは、いまや明らかとなった。
p307
◇モアが絶滅したニュージーランド
p309
数世紀前にマオリ人がモアを絶滅させた。
p310
◇マダガスカルの消えた巨鳥
千年か二千年前、マラガシー(海洋民)が体高三メートルのエレファントバードを絶滅させた。
p312
◇イースター島の謎
初期の人間社会は(種だけではなく)環境さえ破壊していた。
西暦四〇〇年ごろ、ポリネシア人がイースター島に入植。
p314
西暦一五〇〇年頃までに人口七千人。
だが森林破壊が飢餓をもたらし、現在、島の人口は昔の三分の一にも満たない。
p316
古ポリネシア人が、食料源の鳥類や野生動物を乱獲し、絶滅させたことはよく知られている。
p317
ポリネシアとマダガスカルは絶滅の例である。

※現代の人間も、昔と変わらず、自然破壊して地球資源を食い尽くす可能性が高い。そう言う話だな。

(略)

p321
◇幼年期(古代)の文明の生態学的破壊
中東ヨルダンの都市ペトラ。古代文明の都市がなぜ西へ西へ移ったか。
アレクサンダーがペルシャを倒すと、中東からギリシャへ。そしてローマ、さらに北西ヨーロッパに。なぜか?
資源基盤をつぎつぎに崩壊させたから。
p322
古代、このあたりは森や谷に恵まれていた。だが人間が森を切り開いてしまうと、結果は崩壊だった。ちなみに数百年栄えたペトラは『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の撮影地。かつて森林に位置していた。
p323
中央アメリカのマヤ文明、インドやパキスタンのハラッパ文明などがすべて滅んだのは、人間が自然環境を破壊したからだろう。

p326
◇環境保護主義の過去と未来
p327
人間はかんたんに種を死滅させ、資源を破壊する。そこから何を学べるか?
p328
過去に失敗した人と私たちの違いは二つ。
一、彼らになかった科学的知識がある。
二、その知識を共有できる。
しかし、私たちはいまだに捕鯨をおこない、森を切っている。
昔が無知の黄金時代なら、現在は無視を決めこんだ鉄の時代かも。

p329 第15章 新世界の電撃戦と感謝祭

p342 第二の雲

◇おわりに
p364
大躍進
六万年前頃
同種殺し(自己破壊)
環境と資源基盤破壊(自然破壊)

後日

p365
一万年前
農業
数千年後
文字
ジェノサイド
ポリネシア
マダガスカル
一九四〇年以降

後日

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