20191023小品No. 419 列車の旅

小品No. 419 列車の旅
20191023
列車の旅
見たことあるようなないような駅
突然となりに座っていた金ピカ紳士が消えた
座席があった場所には穴があいていた
手に入らないものはないと豪語してたっけ
あぶない
通路に出たが、よく見ると通路のあちこちにも穴があいている
私と同じ考えの者がいたのだ
しかし穴に落ちるという運命からは逃れられなかったのだ
私はよくよく考えた
そして食堂車に移動した
食事と酒を注文した
「ただいまの時間はあいにくパンの耳と水しかございません」
「かまわないよ。ありがたいよ」
移り変わる窓の外の景色を眺めた
できるだけ楽しもう
つかの間の列車の旅を
どれくらい時間がたっただろう
ウェイターがやってきた
「お客様、ビールとチーズをお出しできますが」
「最高じゃん」

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中