『お金2.0: 新しい経済のルールと生き方』

推薦者ミスターK ※以前『動的平衡』、『サピエンス全史』推薦。

『お金2.0: 新しい経済のルールと生き方』

世界あるいは人生の重要ファクターは次の三つ。
①愛(神話)…本書では、感情
②暴力(政治、経済)…本書では、お金
③科学(ヒトの知識)…本書では、テクノロジー

p32 産業革命、市民革命のあたりで「地位(身分)」から「カネ」へパワーシフト。
p33 価値を仲介するツールにすぎなかったカネが、価値から分離して一人歩きを始めた。(略)証券化などのスキームが生み出されカネを金融商品として販売、流れは加速。証券の証券化まで来るともう実体経済とは関係のないところでカネだけがぐるぐると一人歩き。

p35
国が管理する中央銀行がお金を刷って、国の経済をコントロールする仕組みは最近。
1649年、イギリスがフランスとの戦費調達のため、最初の中央銀行イングランド銀行をつくった。
当時は各銀行が、銀行券(=預かり証書)を発行してバラバラに流通させていた。いまの仮想通貨アルトコイン(*1)のように。
(*1)アルトコインとは、Alternative Coin(代替のコイン)の略で、ビットコイン以外の暗号通貨(価値記録)の総称です。ほとんどのものはビットコインを基にしたものであり、根本的な仕組みはビットコインと変わりません。
全世界で 1,500 種類以上のコインが作成されていると言われています。代表的なアルトコインに、イーサリアム、ライトコイン、日本発祥のモナコインなどがあります。
https://bitflyer.com/ja-jp/glossary/altcoin

p36
1833年、イングランド銀行の銀行券を法定通貨と定める。
1844年、ピール銀行条例で国営化される。それを見たアメリカと日本が真似をして、さらに様々な国に中央銀行がつくられた。
1900年代 18カ国
1960年 50カ国
2000年 大半の国
本格的に普及して100年足らず。

p45
①本能的欲求 ※食欲、色欲
②金銭的欲求 ※財欲
③承認欲求 ※名誉欲。これがSNS「いいね」の正体。

p46
パレートの法則。上位二割が全体の八割を支える。
世界経済ならば、上位一パーセントの富裕層が世界全体の富の四八パーセントを所有。「上位八〇人」と「下位三五億人」の所得がほぼ同じとされる。
消費も同じ。無料のソーシャルゲームなら全体の三パーセントがお金を払い、さらにその中の上位一〇パーセントで全体の売上の五〇パーセントを占める。つまり全体の〇・三パーセントが総売上の半分を占める。

※脳の報酬系について
p84
脳は「予測が難しいリスクのある不確実な環境で得た報酬」により多くの快感を感じやすい。
p88
ゲーム(麻雀など。笑)は、カネという「リターン」がなくても、脳の報酬系を刺激して快感物質を分泌させる。

p109 第二章 技術が変えるカネの形
p115
分散化(ネットワーク化でよいのでは?)で現れた経済システム。
①共有経済(シェアリングエコノミー)…UBER(配車サービス。車非所有、ドライバー非雇用。ドライバーと個人をネットワーク化しているだけ) やAirbnb(民泊サービス)
②トークンエコノミー…仮想通貨(ブロックチェーン技術)
③評価経済…YouTuber やインフルエンサーとファンなどが作る。

p116
UBER 企業価値五兆円以上といわれ、フォードやGMなどの世界的自動車メーカーの上。
同じくAirbnb は三兆円以上の企業価値。

p117 日本ではメルカリが急成長して日本初のユニコーン企業(*1)に。
(*1)ユニコーン企業とは、非上場でありながら企業としての評価額が10億ドル(約1100億円)を突破している有望ベンチャー企業のこと。現在ユニコーン企業は世界22か国にあるが、そのほとんどが米国(42.1%)と中国(38.9%)の企業である。
メルカリはなぜ「日本で唯一のユニコーン企業」なのか
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51150

p118
シェアリングエコノミーは、代理人型社会とネットワーク型社会のハイブリッド。
中国がリード。スマホ決済(代理人決済?)主流。Alibaba のアリペイや、Tencent のWebChat で支払い。
p120
最近急激に普及(リープフロッグ現象)したのは自転車シェアリング。Mobike という企業が一番有名。料金支払いから鍵の解除までスマホで。しかも好きな場所に乗り捨て。GPS で一番近い自転車検索。上海ではここ一年で一気に普及。街にシェアリング自転車が溢れている。Mobike は設立一年ちょっとで企業価値三〇〇億円以上、一千億円に近い資金調達成功。

p121 「評価経済」でまわる中国
7億人以上のスマホユーザー。中国人の平均年齢30代。若い。
インフルエンサー。日本でも2011年くらいから話題。Zhang Dayi 29歳の女性が最も稼ぐ。500万人のフォロワー。年収50億円超え。中国はスマホ決済整備、既存インフラ未整備、若さゆえの新しいものに対する感度の高さ。だから、企業抜きに個人間で経済が完結する仕組みが多い。

p122
中国のライブ動画配信は巨大市場。4億人が使う。スマホでリアルタイム動画配信。視聴者と会話、歌や芸を披露。「投げ銭」機能があり、配信者は受け取ったアイテム(投げ銭)を換金できる。
2015年、ライブ動画配信の市場規模は2000億円超え。2016年には5000億円以上の規模と予想。日本のモバイルゲームの市場規模に接近。

p123 国に代わるトークンエコノミーの可能性
p124
トークンエコノミーはネットワークで完結。国は不在。

p125
カナダのメッセンジャーアプリ「Kik」
p126
シニョリッジ(通貨発行益)

p128 トークン化する世界

p132 ビットコイン 完全分散経済システム「自立分散」
※これは生命。そしてヒトを超える。

p137 AI とブロックチェーンによる無人ヘッジファンド(Numerai)

p140 中国の無人コンビニ(BingoBox)

p147 第三章 価値主義
p155
今起きていることは、カネが「価値」を媒介する唯一の手段であったという「独占が終わり」つつある。
p156
貯金ゼロ、フォロワー100万人の人が、事業を考えた。
タイムラインで仲間募集、
クラウドファンディングで資金募集、
わからないことはフォロワーの知恵を借りる。
「他者からの注目」というカネ換算が難しい価値を、好きなタイミングで人脈・カネ・情報という別の価値に転換できる。

※欲望の対象になりうるものを「価値」という。五欲の対象。資本主義は「財欲」が主対象。SNS は「名誉欲」が主対象。いずれにせよ欲界。
【参考 三界の残り二つ】
色界 芸術家(物質はある)
無色界 哲学者(精神のみある)

p151
1割の消費経済(実体経済)の上に、9割の金融経済が乗っている。
p152
金融経済は拡大、投資先を探している。
日本の企業の内部留保金は過去最高の406兆円。
※消費経済…食欲・色欲。金融経済…財欲。
※SNS …名誉欲。

※あらゆるものをデジタル化して複製して神になる。財欲(金融経済=神。現代宗教)、食欲・色欲(実体経済)に続いて、名誉欲(SNS )もデジタル化された。そしてAIをつくり人間は神を超える。同様の未来が人間にも待つ。AI は人間を超える。

p166
「価値」の三分類
①有用性(カネ)
②内面的(愛)
③社会的(愛)
※幸福になれるかどうか。

p169
価値主義=資本主義(食欲・色欲〔消費経済〕+ 財欲〔金融経済〕)+アルファ(名誉欲〔評価経済〕)
※残るは睡眠欲(楽がしたい=幸福になりたい)だが、これは総合(六度万行の智恵とか、八正道の智慧みたいな)と考えてよい。捨ててよい。

p176
評価経済…注目・関心と共感・好意をごっちゃにしている。
※評価経済=①注目・関心、②共感・好意。
注目・関心=資本経済。共感・好意=実体経済。ってかんじだろ。

p178
資本主義=個人の利益の追求が全体の利益に繋がる、という考え方。
ソーシャルキャピタル(社会関係資本)=社会全体にとって価値のある資本。
「人々の協調活動を活発にすることによって、社会の効率性を高めることのできる、『信頼』『規範』『ネットワーク』といった社会的仕組みの特徴」ロバート・パットナム(米政治学者)
個人が繋がってできている社会が持続的に良い方向に発展していくために必要な「社会的ネットワーク」を「資産」と捉える、という考え方。

p179
価値主義では、これまでは見えていなかったソーシャルキャピタルの価値を可視化した上で、資本主義とは別のルールで経済を実現できる。
※ざっくり言えば「いいね!」はカネに変えられる。
仏教の五欲で言えば、資本主義は食欲・色欲(実体経済10%)と財欲(金融経済90%)を対象としたが、価値主義は名誉欲を対象に加えた。
いずれにせよデジタル化(数値化)。
ヒトはAIにより神を超え、AIにより滅ぶ。

p179 営利と非営利の境界線が消える ※言いすぎだろう
p180
PayPal 創業者
イーロン・マスク
テスラ・モーターズ経営。二酸化炭素の排出を抑えた電気自動車。
その傍ら、スペースXという民間の宇宙ロケット開発企業経営。10分の1のコストでロケットを作れるようにした。
p181
グラミン銀行
ムハマド・ユヌス
バングラデシュから貧困をなくしたい。少額を低金利で貸し出す金融機関。数百万人が貧困脱出。ノーベル平和賞受賞。

p182 政治と経済の境界線も消える ※言いすぎだろう。てか何も言っていないのか。

p185 ベーシックインカム普及後のカネ
p188 ベーシックインカムはカネの「コモディティ化」を進める。

p190
簡単なプログラムさえ作れれば誰でも容易に仮想通貨を発行して独自の経済システムを作れるようになるだろう。※この予言は当たるのか? ていうかその意味は? 意味はない。通貨の数が増えても貧困問題は解決しない。格差を和らげることもできない。その経済システムが政治のように富裕層から貧困層に強制的にカネを還流させる仕組みがあればよい。1億円以上稼いだらすべて貧困層に分配する、とか。つまり経済システムではなく国。そのネットワークに企業(と個人)が参加する。仮想通貨共和国。

Bitcoin SuperstoreがRipple(XRP)決済に対応|オンラインギフトカードが購入可能に


🔷Bitcoin Superstore(ビットコイン・スーパーストア)は、仮想通貨を使って様々な店舗のオンライン用ギフトカードを購入することができるサービス

🔷200,000店舗に対応
対応している店舗の数が非常に多いのが大きな特徴の1つであり、
・Amazon(アマゾン)
・Starbucks(スターバックス)
・Walmart(ウォルマート)
・Nike(ナイキ)
・Nintendo(ニンテンドー)
・Sony PlayStation(ソニー・プレイステーション)
・Domino’s Pizza(ドミノ・ピザ)

🔷仮想通貨決済の対応は全6種類
さらに、決済手段として利用できる仮想通貨の種類も豊富で、
・ビットコイン(BTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・イーサリアム(ETH)
・ライトコイン(LTC)
・ダッシュ(DASH)
・リップル(XRP)

p191
分散化が進んでくると、あなたは資産をビットコインと日本円と楽天ポイントに分けて保有。UBER (シェアリングエコノミーの配車サービス)で働いた報酬をトークンとして受け取り、個人間のネットワーク上で誰かから服を買ってそのトークンで支払う。複数の経済圏にまたがって存在し、消費も分散したネットワーク上でしている。

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