南海の翼 天野純希 20180130

長宗我部元親正伝
序章 敗者たち
p7
一六〇〇年 関ヶ原の合戦
南宮山東麓
長宗我部盛親 二六歳 元親の息子
p14
関ヶ原の合戦からもう一四年が経つ。
長宗我部家は滅びた。土佐二二万石は没収され、山内家に与えられている。家臣たちは散り散りとなり、(略)
こうふくした盛親は剃髪して大岩祐夢(たいがんゆうむ)と号し、京都上立売の邸宅に住まわされていた。幽閉同然の扱いで、今も京都所司代の監視下にある。
(略)近在の子供たちに手習いを教えるようになっている一二年になる。

p20 第一章 鬼若子(おにわこ)
久武親直
p23
永禄三年(一五六〇)
戸ノ本合戦
二二歳の遅い初陣を飾った元親
p33
永禄一一年(一五六八)
p36
本山攻め
p38
一領具足と呼ばれる下級の兵

p50
長宗我部元親から聞いた話だが、尾張に織田信長という武将がいる。信長は戦場では負け続けていたが、(※具体例が知りたい)調略によって敵の家臣団を切り崩し、ついには美濃一国を手中に収めたという。
※斎藤龍興が美濃を奪われたケース。

p76
元亀二年(一五七一)の春もすぐそこまで。(略)
p81
「信長か」
将軍足利義昭を奉じて上洛した織田信長が、四方に敵を抱えていた。姉川の合戦では勝利を収めたというが、この冬には叡山に籠もった浅井・朝倉軍とにらみあ続き、領内の各地では石山本願寺の意を受けた一向一揆が蜂起していた。
「昨年の暮れに、浅井・朝倉とは和睦がせいりつしたと聞いたが」
「信長は、天下は朝倉殿に任せるという誓紙を指しだしたといいますが、あの男にとっては誓紙など紙切れ同然。いずれ(略)」
p82
信長は、自分(長宗我部元親)よりわずか五歳年長に過ぎない。

第二章 鳥無き島 p92
天正三年(一五七五)四月(略)
土佐一条家は、すでに長宗我部元親の手に落ちていた。(略)
p93
一条兼定、重臣土居宗珊(そうさん)を誅殺(略)
反兼定派、嫡男万千代を擁立して元親の庇護下に(略)
兼定、妻の父大友宗麟が治める豊後へ逃れる(略)
p94
兼定、伊予に渡り、長宗我部元親打倒の兵を挙げる。

p109
天正三年(一五七五)
一〇月二五日、久武親直と中島可之介、それに宍喰屋を加えた一行が岐阜に着いた。
p114
「其の方の主(長宗我部元親)に伝えよ。阿波出兵の儀、存分になされよ。烏帽子親の件も、この信長がしかと引き受けた。ご子息は、我が名より一字取り、信親と名乗られるがよい」

p119
天正四年(一五七六)
年が明けると、阿波白地城主大西覚養が、養子の上野介を人質として岡豊城に送り、恭順を誓ってきた。(略)
p120
年明けと同時に、長宗我部元親は吉良親貞と久武内蔵助を岡豊に呼び、伊予攻めの開始を命じた。

p170
天正一〇年(一五八二)
p178
六月二日の出陣は間近
p179
十日前の五月一七日、安土で徳川家康の饗応役を命じられていた光秀は、突如その役を解かれ、居城の近江坂本に帰った。信長から中国攻めに加わるよう命じられた。秀吉の援軍要請。
p181
「この坂本を召し上げられる(略)身を削って切り取った丹波も。中国攻めが終われば、出雲と伯耆の二カ国を(略)」
p182
「明智様にお願いいたしたいのは、信長公への取りなしなどではない」
「では、何を」
「信長公への謀反」
石谷頼辰は目を見開く。久武親直は畳みかけた。

p190
六月二日。明智光秀謀反。本能寺にて織田信長自刃。織田信忠、二条城で自刃。
六月五日。神戸(*)信孝、丹羽長秀、摂津にて光秀の女婿津田信澄を殺害。
(*)織田信長三男。伊勢国北部を支配していた豪族神戸氏の養子となってこれを継いだため、神戸 信孝とも名乗った。
六月一三日。明智軍、山崎の合戦で羽柴秀吉に大敗。光秀は小来栖(おぐるす)で落ち武者狩りの百姓によって討たれる。
長宗我部元親は呆然と聞いていた。四国征討軍は呆気なく四分五裂した。織田家そのものが瓦解した。
六月二七日。清洲会議。秀吉が信長の嫡男、信忠の子三法師の後見に。信長の息子たちは他の重臣と結び、秀吉との対立を深めているという。いずれ戦に。
p206
「阿波勝瑞城を落とす」
一領具足たちから歓声。長宗我部信親は胸を撫で下ろす。これで父を敵に回さずにすむ。
八月下旬、岡豊に一万五千の軍。
p210
勝瑞城の十河存保(*)のもとに集まった兵は七千余。
(*)そごうまさやす。三好長慶の弟・三好実休の次男。
p211
本能寺で信長が討たれたわずか数日の後に、三好笑岩は息子とともに上方へ逃げ戻っていった。(略)今、秀吉に擦り寄って四国攻めを勧めている。秀吉は今はまだ余裕はない。敵が多すぎる。長宗我部の大軍は十河存保の独力で打ち払うしかなかった。
p212
八月二七日、十河存保は五千を率いて勝瑞城を出陣。

第四章 夢の終わり p224

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