20171113小品No.370薪

あなたへの想いは 透明な内臓になって 死ぬまで離れない 心は燃える火 肉の薪が燃え尽きるとき あなたへの想いも やっと消えるだろう

20171109『天魔ゆく空』真保裕一

p273 政元「たとえわしが子をなそうと、わしさえ死んでしまえば、醜い足の引き合いが始まるはずぞ……。畠山も斯波も似たような有様じゃ。ならば、我が子を苦しめるより、猶子や養子にあとを託し、わしは呑気に成仏したい」 姉「そ…

20171109『前髪公方(宮本昌孝)』

p8 茶々丸は、堀越公方・足利政知の子。 政知は、六代将軍義教の第三子だが、庶子は出血死という将軍家の先例により、幼いときに京都北山の天竜寺香厳院に入った。以後、二三歳まで寺にいた。 ところがかつて義教に滅ぼされた関東公…

20171108 黎明に起つ 伊東潤p148~

■明応三年() p148  四月、早雲は久しぶりに京都を訪れた。  今川氏親の代理として、清晃の将軍職就任(正確には従五位下叙任)のお祝いを言うためと、堀越公方(茶々丸)攻略の報告が目的じゃ。  早雲は、室町第で新将軍義…

こ20171101コロンブス正伝p248~

第18章 シパンゴの発見 第19章 カスティリャへの帰還 第20章 勝利 p287 ポルトガル王の意に反して、カトリック両王は、海軍を動かすだけでは満足しなかった。外交手段を講じ、精神の権威であるローマ教皇まで動かした。…