20141024魔女の世界史 海野弘

魔女の世界史
女神信仰からアニメまで
2014.7.30 第1刷

19世紀末、魔女は「見える」ようになった。
神話、伝承から美術のアイコンへ。
そして、今ここに乱舞する「魔女」たちの文化遺伝子。
博覧強記の海野スコープが、20世紀~現代における最大のエニグマ(謎)「魔女」を視覚化する。

*
p99
 十九世紀末に女性は視覚化された。(略)
 普通の女性はあまり外出せず、顔を晒すのを慎み、化粧もしなかった。化粧をするのは娼婦や女優であった。
 しかし、特別の女性、〈魔女〉に限られていたとしても、女性のイメージが複製化によって大量につくられることは、新しい変化であった。それはまずさまざまな〈魔女〉の図像を普及させ、それまでのワン・パターンの魔女像を打ち破った。そして人々は次第にそれらの図像に憧れ、禁じられたイメージをじっくり見られるようになり、やがてそれに魅惑されるようになった。
 さらに、女性像の視覚化は多様化してゆき、〈ファム・ファタル〉の域を超えて、魔女像だけでなく、女性一般のイメージへと拡大していく。これが十九世紀の大きな変化である。

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投稿日: カテゴリー: 未分類

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