20120627小品No.268道

ずいぶんな道だ
町はいつも遥か彼方で
けれど緑輝く

誰もいない それでも進め

届いても届かなくても
一歩ずつ一歩ずつ

あの人はもういない
二度と会えない
思い出をきつく抱きしめて
一歩ずつ一歩ずつ進め

思い出だけが渇きを癒やす
思い出だけを夜ごと夢みる
空の下 ただ一人
星の下 ただ一人
ときどき 月が優しい

答えはないらしい
約束の地はないらしい
けれど風は煌めく

何もない それでも進め

一歩ずつ一歩ずつ

倒れたところが終焉の地
やがて小さな虫たちが
何もかも消し去ってくれる

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