朝待ち
いつもいつもさまよっている(ような)
そんな人の言葉をきくと
そばにいて役に立ちたいな、と思う
そして気づく
ああ、そんな力はないんだったな、と
…とんだ過信
それじゃあ
そばにいて見ていたいな、と思う
そして気づく
ああ、そいつは今では犯罪なんだったな、と
…とんだ迷惑
それじゃあ
と、想いをめぐらすと気づく
同性ならこんなのなしだな、と
…とんだ恋心
それは、なけなしの根性で戒めにしたんだったな、と
…そんな春静夜(はるのしずかなよる)
光の朝待ちdracin(デラシネ。根無草)