大阪府(橋下知事 2011/2/24_7:00頃~2/24_11:00頃)

大阪府知事・橋下徹さんのつぶやき

以下2011/2/24_09:00現在

780.23日朝日新聞ザ・コラム小野大阪大フェローの論読みました。僕は河村市長のようなやり方の減税手法は採りませんが、それでも小野フェローの経済論は、風が吹けばおけ屋が儲かるみたいな論で、現場の行政を預かる僕には全く響いてきません。雇用は「社会から求められるもの」という視点の欠如です(2011/2/24_7:00頃)

781.実際に雇用対策をやっている僕からすると、公共として雇用を作れば全てうまく行く、そのためにはどんどん税金を使えなんていう論はナンセンスです。そんなことをやれば行政はめちゃめちゃになります。むちゃくちゃな無駄遣い。実際、国がやっている雇用対策はそれに近い状況になってきています。

782.小野フェローの論は現場の行政の実態、行政のメカニズム、税金の使われ方を度外視した風が吹けばおけ屋が儲かるの論。全ての政治決定・行政決定・そこに携わる無数の関係者が神様ばりに必ず正しい理想の判断をし、寸分も違わぬ合理的な行動を採り続けることが前提です。そんなことはあり得ない!

783.まず雇用には2つ。無から有を生む雇用。そして潜在的なニーズはあるがそこに人材が集まらないミスマッチ。これしかありません。無から有を生む雇用は原則は市場原理でそれが社会に求められている雇用かどうかを判断せざるを得ない。公共でどんどんやればいいと言いますが、それは政治を過信しています

784.公共が危険なのは、それが社会のニーズに合っているかのチェックが極めて杜撰になるからです。ここの完璧な判断は今の政治・行政では基本的には無理です。ゆえに市場でチェックせざるを得ない。今の政府がやっている雇用対策を見て下さい。自治体にもドーンとお金が来ますが何の戦略性もない

785.あの金額を僕に自由に使わせてもらえるなら大阪で最高の雇用対策をやる自信があります。それを国が何の戦略性もないまま使い方をあれやこれやと縛ってくる。ダメですね日本は。公共がとにかく仕事を作れば良いというなら天下りであろうと何であろうとそれは全て雇用を作っていることになります

786.恐らく小野フェローは、「社会に役に立つ雇用を作れ」ということが当然の前提になっているのでしょうが、そんな完璧な判断は政治や行政にはできません。保育、医療、介護などなど抽象的に社会に求められる雇用を挙げることはできますが、具体的な行政になると何が有用な雇用なのか判断はできません

787.教員、警官、自衛官、一般の公務員などは、社会から求められる有用な雇用であることは間違いありませんが、しかしそのボリューム、人数は一体どれくらいが適正なのか解はありません。そして市場による判断は不可能ですから、公務員の数はある意味エイヤーで決めている非常に例外的な雇用なのです。

788.社会から求められていない雇用を作り出してもそれは無駄です。それでも失業している人にサポートをというなら、それは直接給付をしてあげた方がよっぽどマシです。社会から求められていない無駄な雇用を作るために、どれだけ中間経費がかかるか小野フェローはご存じないようです。

789.社会から求められていない雇用を作り、そこに無理矢理人を配置するぐらないなら、失業者に直接給付すれば良い。重要なことは社会から求められている雇用を作ることです。社会に求められている雇用を作るのは公だけでは無理です。公も一定はやらなければなりませんが、基本は民間です。

790.それは能力の問題というより、社会に求められているかどうかの判断は市場によるチェックしかできないからです。公の判断は市場によるチェックができないので最後は選挙によるチェックに委ねます。ですから無から有を生む雇用の原則は、民間のパイを広げること。これに尽きます。

791.公共が雇用の場を広げようと思えば簡単です。税金をどんどん無駄遣いすれば良いだけです。しかしこれは社会にとって不幸極まりない。失業対策は必要です。しかし失業対策で無駄な雇用を作るくらいなら、直接給付をすればいい。小野フェロー、現実の行政の現場を見て下さい。

792.どれだけ税金が、雇用対策の名の下に無駄になっているか。まずは民間のパイを広げる。市場のチェックに委ねるが基本です。しかし、潜在的ニーズがある分野でミスマッチが生じている領域は別です。これはニーズがあるのです。このニーズは、まさに市場、すなわち有効求人倍率等で探ります。

793.有効求人倍率等を探ると、ニーズがあるのに人材が行かない。こういう仕事がたくさんある。これは公共が仕事を作っているのではありません。もともと社会からのニーズがあるのです。しかしミスマッチが生じている。その決定的な要因は賃金などの労働条件です。そうであればここに税金投入する価値がある

794.ニーズがあるけど、市場の原理ではユーザーがサービス対価を負担できない。その分を公がサポートする。あくまでもユーザー支援です。雇用を無理やり作ったわけではない。ニーズがあるところに、ユーザーを支援する。そのことによってその分野に人材が流れる。

795.このミスマッチ解消は、小野フェローが言われるところの公共による雇用の創出とは決定的に異なります。あくまでも市場を重視し「社会に求められる」雇用にこだわります。雇用を生み出したというよりも、サービス受領者をサポートしたということになります。

796.ですからサービス受領者が存在しないところには基本的にはお金は流しません。社会が求めている雇用にのみお金を流します。社会が求めているかどうかのニーズを、市場によって探っていきます。市場とは有効求人倍率等になるでしょう。今の職業訓練だってどこまで市場を的確にとらえているのでしょうか(2011/2/24_8:00頃)

797.流行りの分野の職業訓練をいくらやったって、市場でそのニーズがなければ就職できません。市場のニーズを作る=経済のパイを膨らませることです。パソコン研修、ネイルアートなどなど色んな職業訓練をやったところで、経済のパイが膨らまず消費者、企業ともにそのような人材が必要なければ意味がない。

798.無から有を生む雇用は、何よりも経済のパイを広げることです。公共でどんどん雇用を広げても、社会に求められていない仕事を山ほど作る結果となる。そして市場ですでにニーズのある分野、しかし人材がそちらに行かない分野、ミスマッチですね、こちらは原因を究明し、税を投入する。

799.賃金が低いということであれば、ドーンと賃金を挙げる。これはニーズがあるのですから労働者の賃金を無理矢理上げたというよりも、サービス受領者の支払いをサポートしたということになります。介護・医療・警備業・現場労働者などなど社会的ニーズがあるのであれば賃金をドーンと挙げてあげればいい。

800.もともと社会的ニーズがある分野は市場で賃金が決まります。ミスマッチ解消のために公が介入して賃金を挙げた場合に、あとは労働者の選択です。どちらの職を採るか。このときには、民間市場を過度に歪めないような公金投入量、賃金設定をしなければなりません。

801.こう考えると現在の雇用調整助成金はおかしい。市場競争・市場原理によって「社会的に求められている」とは言えない雇用の場に、無理矢理税金を投じて職を繋げてどうするというのでしょうか?一時的な不景気で将来また復活するというのであれば期待も持てますが、しかしその判断は公では無理です。

802.僕は市場原理・市場競争を重視しますが、それは何でも競争すれば良い発想ではありません。何が社会に求められているのか、それは政治や行政では判断困難ということを身を持って体験したからです。市場抜きの政治判断・行政判断は莫大な無駄を生み、国民は税金を獲られるだけで社会は何も良くならない

803.市場原理で雇用が縮小した分野については雇用調整助成金で無理矢理失業を食い止めるのではなく、まずはその分野のパイを増やすことに全力を挙げる、それと同時に縮小分野からニーズのある分野に人材を移動させる。これが雇用対策の基本と考えます。今の政府の雇用対策はひっちゃかめっちゃか。

804.雇用調整助成金も含めて政府の雇用対策のお金を自由に使わせてほしい。経済のパイを増やす話は雇用対策ではなく成長戦略の話。だから雇用対策のカネはミスマッチ解消に充てる。大阪にはたくさんミスマッチがある。そこの賃金をドーンと上げる。しんどい仕事が多いけど、やりがいもある。

805.しかし、やりがいだけでも無理がある。ニーズは有効求人倍率等の市場で探る。失業している人も、しんどいから嫌だは許されない。市場原則で縮小していく分野は当然出てくる。当たり前だ。そこに無理矢理税金を投入するくらいなら、時代によってニーズが変わり、新たに社会が求める分野に税を投入する

806.国民に職を変えてもらうことを促すことが政治の責任。これにはものすごい批判が出るでしょう。国民はできる限り職を変わりたくないから。でも仕事とは、社会の求めに応じて動くこと。社会の求めがないのに動くのは仕事でもなんでもない。

807.小野フェローの論は、社会の求めのない人間の動きを大量に生み出す。政治家や行政マンが万能の神なら、公共が社会の求めに応じる雇用を作り出し続けることができる。しかしそれは机上の論。公共がどれだけ無駄なことをやってきたのか、小野フェローは全く認識欠如。非常に危険。では公務やります。

808.社会的にニーズがあるが人が来ない分野にドーンと税投入。賃金アップ。この状況を作って生活保護を受けるためには、まずここで働くことを条件とする。選り好みはダメ。ニーズもあり賃金もあるんだから。そのためには子どもがいても働ける環境を作る。子どもの預かり施設の拡充。

809.親の経済的事情によらずしっかりと子どもが教育を受けれる環境。大阪府では高校において公私ともに授業料を考えずに選べるようにしました。小中学校は市町村の責任。今の公立小中は全然ダメ。これは教育委員会制度を廃止にしなければ公立小中の復活はあり得ない。教育現場は社会のニーズを捉えていない

810.色々な事情でどうしても働けない人にはしっかりとサポート。しかし働けるのであれば、社会が求める分野でしっかりと働いてもらう。生活保護の前にしっかりと働いてもらう。しかし働ける環境は行政がしっかりと作る。国には大きな戦略が何も感じられない。

811.公共が何でもかんでも雇用を作ればいいのではない。社会に求められる雇用は何かこれをしっかりと把握する。その方法は市場しかない。政治家は職を変えることを国民にはっきりと言う。社会に求めらていない分野から社会に求められている分野に。税を大量投入して全ての国民に良い顔をするのは止めるべき

812.ずっと雇用対策にツイートしましたが、これは23日付朝日新聞14面の小野大阪大フェローの論についてです。小野フェローの論は風が吹けばおけ屋が儲かる的な机上の論だったので、行政を実際に行っている僕の立場から意見しました。僕は単純な減税論者ではありませんが、それにしても小野論は現実無視(2011/2/24_8:30頃)

813.学者の皆さんには机上で頭の中で理屈をこねるだけではなく、現場の人の営み、組織のあり様も体験してもらいたいものです。大阪都構想に反対する学者さんも同じ。大阪市役所のあり様、大阪府庁と大阪市役所の実際の関係、そして両議会のあり様、そして大阪という都市の実際の姿など現実を見て欲しい。(2011/2/24_8:33頃)

以下2011/2/24_15:00現在

814.僕の雇用対策論について、社会的ニーズがあるがミスマッチになっているところにドーンと税を投入すれば、また判断の正当性が担保されないのではないかというご指摘。鋭いです。まずある種マクロ的に有効求人倍率等を探りながら、どの分野の賃金を上げるべきかは決めます。(2011/2/24_11:00頃)

815.社会的ニーズがあるので公金で賃金を上げても問題ありません。しかし施設を保護してはダメです。今の日本の行政は施設保護に偏り過ぎです。税を投入する分野を決めたとしても、ミクロ的には市場判断に委ねます。ニーズに応える、すなわちお客さんを集める施設しか残れないようにする。

816.運営がダメな施設は運営者交代。そもそも施設自体、その地域にニーズがなくなれば廃業しかありませんが、この辺りは政治判断・行政判断になるでしょうね。そしてニーズに応えてどんどん人材が必要となる施設に人が転職しやすくする。施設を保護するのではなく働く人の保護です。

817.やはり軸は市場でしょう。民間事業者の判断、社会的ニーズを尊重。ニーズに応えることができず、儲けがない、将来展望がない、だから人を雇えないというところに無理矢理税を投入して雇用を繋ぎとめることは愚策です。市場と言うと競争を煽るようにとられる。違います。唯一の判断の拠り所なのです。

818.大阪府の各種事業において、市場を重視し、ユーザーの選択に晒し、真に社会的に求められるものだけを残そうという方針を徹底しています。大阪府のHP、知事の主張に掲げております。これは僕が全庁に示した方針です。小野フェローが前提とする公共が全て正しい判断で有益な雇用を生むなんて幻想です。

819.僕の論に対して全国各地から続々と反響を頂いております。いかに行政がむちゃくちゃなカネの使い方をして仕事を無理やり作っているか。特定名は出しませんが、あるところではティッシュ配りをさせているとか。公共が雇用を作れ雇用を作れと言うとこうなるのです。

820.小野フェローにお願いしたいのは、風が吹けばおけ屋が儲かる的な抽象論ではなく、実際に具体的な雇用創出策をご提示下さい。小野フェローの論はいつも抽象的で具体的な政策が作れません。僕も雇用創出は賛成ですが、小野フェローの論では何も動かせません。具体的な案をご提示下されば大阪府でやります

821.ミスマッチのある分野に税を投入。人材の移動を促します。ある瞬間点を見ると失業となるでしょう。しかしある所で失業しても次の所で職が見つかればトータルで失業とはなりません。社会的ニーズのある雇用の場をパイの拡大を基本に、しかしある分野では税の投入で作り、そこに人を移動させることです。

822.車中移動中のつぶやきでした。本日も午後から本議会。相手は自民党です。都構想論議ができることを楽しみにしています。(2011/2/24_11:00頃)

end

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